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お知らせ

第8回 サイエンスカフェ(防災研究座談会)を開催しました

2016年9月1日(木)に、工学部中講義室(G棟1階)にて「第8回 サイエンスカフェ(防災研究座談会)」を開催しました。

今回は、今年3月に1月に共同研究、防災・減災教育などに関する協定を締結した国立研究開発法人防災科学技術研究所兵庫耐震工学研究センターの梶原 浩一センター長をお招きして、「映像の力を防災・減災に役立てる」と題して、話題提供いただきました。

日本列島は至る所で地震をはじめとする災害リスクを抱えています。私達の災害に対する知識は、わずか1000年ほどの経験知に基づいたものでしかありません。その多くは文献や伝承によるものであり、その実態を正確に理解することは容易ではありません。昨今では、これまでの経験知だけでは適切に対応することが困難だと思われる気象や災害事象が発現しています。私達の経験知を補うひとつの手段として、『実験』があります。『実験』あるいはその映像を通して、どのような事態が起こり得るのかを知り、備えることは、今後の防災・減災に大いに役立ちます。世界屈指の施設である国立研究開発法人防災科学技術研究所兵庫耐震工学研究センターで実施されてきた実スケール実験の映像を紹介し、巨大地震のもとでどのような事態が起こり得るのかを学び、映像の力を防災・減災に役立てる手法について議論しました。


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