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コミュニティ防災教室 災害対応ワークショップを開催しました

2018年6月9日(土)に都市防災教育研究センター(CERD)の取り組みであるコミュニティ防災教室の一環として「災害対応ワークショップ」を開催しました。今年度、東住吉区で開催しているコミュニティ防災教室の受講生に加えて、本学で防災士を取得した地域住民など25名が参加しました。

まず最初は「国内で災害時用に開発されているロボット」について、高田 洋吾先生(災害対応ユニット・工学研究科)から、災害時の活用に向けて日本で開発されているさまざまなロボットに関する講義がありました。皆さん、講義に熱心に耳を傾けていました。

2つめのプログラムでは、「災害時のトリアージと応急処置」について、山本 啓雅先生(災害対応ユニット・医学研究科)村川 由加理先生・金谷 志子先生・川原 恵先生(災害対応ユニット・看護学研究科)による講義を受けた後、災害時におけるトリアージの対応や火傷・骨折など応急処置の実技を体験しました。

午後最初のプログラムでは、「浅香地区における防災の取り組み」として、木村 雅一氏(社会福祉法人あさか会)、野村 恭代先生(災害リスクユニット・生活科学研究科)と一緒に、大学にも近い住吉区の浅香地区を歩きながら、低地にあった浅香の災害の歴史や防災の取り組みについて説明を受けました。

4つめのプログラムでは、岡本昌大特別研究員が作成さいたDVD「生命(いのち)のことづけ」を観たあと、小島 久典先生(災害対応ユニット・大阪府立大学)から「要援護者の新たな避難環境の提案」について講義を受けました。

この日最後ののプログラム「避難に必要な体力」では、自分たちの体力(筋力)を実際に測定しながら、渡辺 一志先生(災害対応ユニット・都市健康・スポーツ研究センター)より指導を受けました。皆さん、真剣に取り組まれていた姿勢が印象的でした。

丸1日を使った長時間のワークショップとなりましたが、講義だけでなく実技やまち歩きなど多彩な内容で、参加者同士の活発な意見交換・交流などもあり、それぞれの地域での防災活動に役立つ貴重な機会となったようです。

 


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