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お知らせ

第18回 サイエンスカフェ(防災研究座談会)を開催しました

2017年9月14日(木)に、杉本キャンパスにある複合先端機構会議室(理系学舎B棟2階)にて「第18回 サイエンスカフェ(防災研究座談会)」を開催しました。

今回は、NPO 地盤・地下水環境NET理事長でCERD特別研究員でもある中川 康一先生から「 実験で見る地震地盤災害」について、実験を交えて話題提供をいただきました。

「NPO 地盤・地下水環境NET」は10年前に設立され、来る南海地震や上町断層地震に備えて、地盤の液状化や地震動の軽減を目指し、浅層地下水の有効利用を促すことを目的としています。副次的社会活動として、小中高校への出前授業の実施や、地学教育の祭典であるジオカーニバルへの出展なども行っています。これらに使用する教材は殆どがオリジナルのもので、実験を主体としているため、多くの生徒たちに喜ばれています。サイエンスカフェではこれらの教材について説明がありました。

地震の被害低減に関して地下水環境の影響が大きいこと、液状化の仕組みなどついて実験も交えながらの解説で、参加者からも興味深く分かりやすかったという声が多く聞かれました。特に地下水位の話は、初めて聞くという方が多く、大阪の地下水環境について学ぶよい機会になりました。

ほとんどがオリジナルの実験装置ということで、今後、地域や学校での防災教育の取り組みの中での連携も視野に入れて、交流を続けていきたいと考えています。


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