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お知らせ

アクティブラーニング型災害訓練「すごい災害訓練DECO・住吉区」を実施しました

平成28年2月7日(日)、都市防災教育研究センター(CERD)がアクティブラーニング型災害訓練「すごい災害訓練DECO・住吉区」を実施しました。
CERDではコミュニティ防災教室を実施しており、この取り組みの一つに、地域防災リーダー育成プログラム アクティブラーニング型災害訓練「すごい災害訓練DECO(Disaster Evacuation Coaching)」があります。

今回は住吉区内において、震度6の上町断層帯を震源とする直下型地震(津波なし)が発生したという想定のもと実施し、本学学生11名、大阪市立住吉中学校の生徒5名と教員1名が参加しました。
はじめに、災害時のボランティア申請から登録、派遣までの流れを住吉区社会福祉協議会の吉田さんにご説明いただき、実際に自分がボランティアに行く際の注意点や持ち物などについて学びました。

 

その後、AチームとBチームに分かれ出発!

【Aチームの経路】
●市大グラウンドにて、救援物資と周辺の被災状況の確認をするとともに、震災時のヘリコプターに見立てたドローンによる救援作業を見学
●住吉区杉本地区の密集地の現状把握と、傷病者の救護、避難所への搬送訓練
●災害時協力企業(久本組)にて発災時の支援内容のヒアリング
●住吉消防署にて可搬式ポンプを使用した初期消火訓練
●住吉区役所にて住吉区長に訓練内容の報告

 

  

【Bチームの経路】
●地下鉄あびこ駅にて発災時の交通機関の対応についてのヒアリングと、地下鉄利用時に被災した場合の対応についての検討
●デイサービス施設(生和園)にて傷病者の応急処置と担架を使用した避難所までの搬送訓練
●住吉区医師会館にて医師会の災害時の対応についてのヒアリング
●住吉区役所にてマンホールトイレの設置と、震災時の区役所の役割と備蓄物資についてのヒアリング
●住吉区役所にて住吉区長に訓練内容の報告

 

 

参加者には事前に行き先や課題は知らされておらず、携行するタブレット端末にリアルタイムに通知される内容に沿って行動してもらいました。訓練当日はチラチラと雪が舞う時間もあり、とても寒い一日となりましたが、参加者は最後まで課題の解決に取り組みました。
訓練後のふりかえり学習では、今後の課題について議論し「与えられた情報だけに頼ってしまうと判断を誤る可能性がある」「通信網が遮断されてしまった場合 の対処法を検討すべきだ」などの意見もあり、コミュニケーションを十分に取りながら実際の現場で状況を判断する力を養うことの大切さについても再認識しました。

 

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本訓練では、住吉区社会福祉協議会、住吉区医師会、株式会社久本組、大阪市営地下鉄あびこ駅、有限会社へるぷふる「生和園」、大空小学校、住吉消防署、住吉区役所、および住吉中学校の皆さまには多大なるご協力を賜りました。(順不同)


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