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コミュニティ防災フォーラム2021を開催しました

2021年2月20日(土)に、「コミュニティ防災フォーラム2021」を開催しました。

今年は、兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科と協働し、全国の公立大学減災復興連携拠点形成に向けての開催となりました。このフォーラムは、CERDの1年間の活動の総括として毎年開催しているもので、第10回目を迎える今回は、「全国の公立大学減災復興連携拠点形成に向けて」をテーマとしています。

今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンライン開催となりましたが、全国の大学から防災に関心のある学生や教職員、地域防災リーダーや地域住民の方々、行政の防災担当者など約150名にご視聴いただきました。

基調講演では、「尼崎市における安全・安心なまちづくり」と題し、尼崎市長の稲村和美氏にお話いただきました。大学時代の被災地での活動から復興に向けた課題見えてきたこと、それらの活動が現在の尼崎市長としてのご活動につながっていることがお話から見えてきました。

最後に稲村氏は、「想定外はなくならないが、災害に学びを活かす姿勢を持つこと」の重要性について述べられました。稲村氏のご経験を踏まえたお話に、参加した学生からも活発な質疑がありました。

公立9大学による活動報告では、各大学の活動を知る貴重な機会となりました。LINKtoposの活動報告では、名古屋市立大学の学生から、LINKtoposの活動のきっかけや、これまでの活動状況が報告されました。LINKtopos(全国公立大学学生ネットワーク)は、2011年東日本大大震災での活動をきっかけに、より公立大学のネットワークをより強固なものとすべく、2012年11月静岡県立大学で全国規模の学生大会を契機に、現在も活動を継続しており、昨年2020年で第8回目を迎えています。

「地域防災と公立大学連携」をテーマとしたパネルディスカッションでは、「研究だけでなく教育でも連携を図るべき」「フィールドワークも他大学と合同で行うべき」など具体的な議論がなされ、参加者一同、今度の課題を再確認する有意義な時間となりました。

記録冊子(PDF)をこちらからご覧いただけます。


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