大阪市立大学 戦略的研究 重点研究
防災文化の創生に向けたコミュニティ防災教室ネットワークの共創的開発         ~アクティブラーニング災害対応訓練の社会実験を通して~

研究概要

研究の特色

本研究は、これまでの都市防災教育研究センターの実績を踏まえて「防災文化の創生に向けたコミュニティ防災教室ネットワークの共創的開発」を目的とする。具体的には、時間と場所と人のリアリティに配慮した「アクティブラーニング災害対応訓練」の社会実験を通して、日常生活と災害対応を結びつけるコミュニティ防災教室の仕組みを共創する。その過程で、従来の個別的に実施されてきた防災教育のコンテンツや技術・制度を統合するための①公立大学防災センター連携国際会議を組織化するとともに、共有コンテンツ/公開ツールとなる②「防災教本」③「いのちを守る力ドリル」④「防災GIS-AR」を開発・評価検証する。これらの活動により地域の安全向上のみならず価値向上にも寄与する⑤「防災文化の創生/レジリエントシティへのイノベーションモデル」の実現に向けた道筋を明らかにする。

研究フレーム


研究内容

本研究では、コミュニティ防災教室ネットワークの共創的開発のため、公立大学防災センター連携により、2017年度-2018年度の2年間に国内外計6箇所で「コミュニティ防災教室(図中①〜⑥)」の社会実験を行う。その体制として、大学間横断の文理融合の3つのWG(a.防災教本、b.いのちを守る力ドリル、c.防災GIS-AR)を組織し、開発と試行・検証を進める。防災教室の社会実験の結果は、都市防災研究シンポジウムとコミュニティ防災フォーラムでフィードバックし、最終的に公立大学防災センター連携会議でオーソライズするオープンな共創の研究体制とする。
研究成果は、防災教育のコンテンツや技術・制度を継続的に統合する【成果①】公立大学防災センター連携国際会議を組織化、および共有コンテンツ/公開ツールとなる【成果②】「防災教本」、【成果③】「いのち守る力ドリル」、【成果④】「防災GIS-AR」を開発・評価検証し、最終的に公開し、オープンソース(共有コンテンツ/公開ツール)とする。加えて、これらの活動により日常生活の中に防災が埋め込まれた【成果⑤】「防災文化の創生/レジリエントシティへのイノベーションモデル」の実現に向けた道筋を明らかにする。

重点研究 -おしらせ -


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