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お知らせ

第12回 サイエンスカフェ(防災研究座談会)を開催しました

2017年1月23日(月)に、杉本キャンパスにある複合先端機構会議室(理系学舎B棟2階)にて「第12回 サイエンスカフェ(防災研究座談会)」を開催しました。

今回は、熊本大学大学院 自然科学研究科附属 減災型社会システム実践研究教育センターの渡邉 勇先生をお招きし、「熊本地震における熊本大学復興プロジェクト:土砂災害リスク増大に対すミチゲーション政策の展開」について話題提供をいただきました。

2016年4月14日に発生した熊本本地震は、日本で存在が知られている活断層上で発生し、一連の地震活動で震度7 を初めて2 回記録した国内最大規模の内陸(直下型)地震です。特に活断層沿いに位置する南阿蘇村においては、一連の地震活動により、阿蘇の外輪山や中央火口丘周辺などで山腹崩壊や地すべりなど、多くの土砂災害が発生しました。またこの地震では、土砂災害に至らなくても亀裂や地割れなど地盤の変状が斜面に発生し、地盤が緩み強度が低下するとともに、雨水が地中に浸透するなどして土砂災害リスクが非常に増大していました。このような状況を鑑み、熊本県と共同で実施した、南阿蘇村における「熊本地震による土砂災害リスク増大に対するミチゲ―ション政策」と、梅雨期の土砂災害による2次災害防止にむけての取り組みを紹介いただきました。


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